最近の読んだ本の中では、かなり上位に入る面白さだった。
著者は月刊「ラジオライフ」、ラジオ情報ムック「ラジパラ」の編集者で、
”ラジオは良識ある野次馬”と宣言する。
いまどきのラジオに何が起こっているかを分析し、オススメのパーソナリティ(DJ)
34人を「ラジオのすごい人たち」として紹介する。
ラジオのすごい人たち: 今こそ聴きたい34人のパーソナリティ
- 作者: 豊田拓臣
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本
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伊集院光、小島慶子、ピストン西沢、宇多丸(ライムスター)、ビビる大木、バカボン鬼塚、
”AMラジオ愛”のある私にとって、まさに痒いところに手の届く一冊。
著者が「ここ数年のうちにラジオで聴いた話の中で一、二を争うほど面白くバカバカしかった」
と最高の褒め言葉を贈ったのが、安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ)。
特に2012年2月26日放送回の「私たちは忍術を使う集団です」が出色のデキだったそうだ。
早速、ポッドキャストで聞いてみる。最高に面白かった!
TBS社内ボウリング大会が開催された。4人一組の参加80チームの中で、ラジオ部は1チームのみ。
元はと言えば「ラジオ東京」から始まったTBSホールディングス。ラジオ部こそ真の王道!
ボウリング大会では目に物見せてやると意気込んだ安住アナ。
しかし、ラジオ部の実力は伴わない・・・負けず嫌いの安住さんは不正を企んだ。
女子プロボウラーの中村美月さんを変装させADナカムラとして参加させる。
なんとADナカムラは6連続ストライクをあげトータルスコアは236!
「ADナカムラ率いるラジオ部は栄冠を掴めたのか?」
「どうして不正がばれたてしまったのか?」
「不正をしたラジオ部への処分は?」
「そもそも、なぜボウリング大会に参加しようと思ったのか?」
「私たち(ラジオ部)は忍術を使う集団です。」
これは著者が記すように、抱腹絶倒の物語。
長いですが暇な時に聴く価値ありです。