観よう観ようと思っている内にアカデミー4部門賞受賞!
田舎の映画館(イオンシネマ日の出)、それも朝一番なのに
9割近い入りだ。(ここで両隣の席が埋まる経験は初めて)
評判通り面白かった。 名作、いや怪作?
得体のしれない世界にぐいぐいと引き込まれた。
「ぶっちぎりでハイレベルな1本」
という評価にも少し納得する。
観てから様々な映画評を読んでみる。
いずれも”ネタばれ”を回避するため、”ぼんやり”
したもばかりであまり参考にならず。
一番よかったは、「たまむすび」で町山智浩さんが
解説したもの。これは映画の背景となっている韓国社会の
現状まで説明してくれており、初心者には分かりやすい。
宇多丸さんの解説・インタビューも読み応えはあるのだが
いかんせんマニアックだ・・
「パラサイト」がアカデミー賞を受賞した後に
町山さんがWOWWOWでこう語っていました。
「日本映画と韓国映画の格差がここまで広がってしまいましたね。
韓国は国策として多大な予算と10年以上の時間をかけ韓国映画を
育てて来た(K-POPも同様)。その結果が今回の受賞に繋がった。
それに比べると日本は遅れてる。」
邦画とハリウッド作品、アジア映画を比較すること自体が
ナンセンスなのだろうが、「***が〇〇〇映画祭で□□賞を受賞」
という話題がワイドショーを大いに賑わす現状では、この視点が
最もポピュラーな視点なんだろうな。