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もうひとつの天皇家 伏見宮

ちくま文庫4月の新刊。(2012年講談社刊行書籍の文庫化)

以前、単行本でも読んだけれど、今は手元ないので購入する。

折しも 週刊新潮4/30号こんな記事が掲載されていた。

ついに動き出した「旧皇族男子」隠密復帰のシナリオ

ここでいう旧皇族男子とは、伏見宮の系譜に連なる旧宮家(皇族)

(1947年に皇籍離脱した11宮家)のこと。

 

もうひとつの天皇家 伏見宮 (ちくま文庫)

もうひとつの天皇家 伏見宮 (ちくま文庫)

  • 作者:浅見 雅男
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: 文庫
 

 

週刊新潮の記事には、 現在未婚の男性を擁している旧宮家

4家(賀陽、久邇、東久邇、竹田)あるという。

この4家を含め旧皇族11家の全部が伏見宮系譜なのに驚く。

伏見宮家と天皇家の血縁はかなり遠い、両家が分岐したのは、

遠く南北朝時代。それでも世襲親王家として1947年まで独自の

位置を占めたのが伏見宮系皇族。まさに「もうひとつの天皇家」だった。

 

2019年11月の時事通信世論調査では、

皇位継承を男系男子に限る制度を「維持すべきだ」は18.5%。

「こだわる必要はない」76.1%。となっている。

 

新型コロナ禍で国内が疲弊している今、あえて週刊新潮この見出しが

躍るのはなぜか? うがった見方をすると、ちょっと現政権のきな臭さを

感じてしまう・・

なのでもう一度「伏見宮」(ちくま文庫)を読んでおこう。

 

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