高校時代の親友が「社長」になった。
社長と言っても、中小企業でも、家業を継いだのでも、
ましてやスナックでお姉ちゃんに呼ばれる「社長」ではない。
四国にある関連会社の社長に就いたのだ。
(まるで池井戸潤のドラマみたいだ)
サラリーマン人生としては、競合ひしめく都道府県大会での
優勝に等しい。これはめでたい! 頑張ったんだな~。
コロナ禍でなければ、仲間で集まって祝杯をあげたいぐらいだ。
我々が幼少の頃(昭和40年代)の社長というと、
「オールバックで、ちょび髭に黒縁目眼。三つ揃い(スリーピース)
の背広で、チョッキ(ベスト)の前ポケットに手を入れて、
でもこれは、森繁久彌の「社長シリーズ」の影響だろう。
「社長シリーズ」は、東宝で1956年~1970年(まさに高度成長時代)に
製作された人気喜劇映画。浮気者の社長(森繁久彌)、謹厳実直な秘書(小林桂樹)、
慎重な総務部長(加藤大介)、宴会好きの営業部長(三木のり平)が繰り広げる
子ども心に「社長シリーズ」を観れば、社長ってお金持ちで、モテて、楽しそうだな~
と思い憧れてしまう。(高度成長のイケイケな時代でもあったけれど)
社会人になると「社長はそんな生易しいものではない」ということが分かる。
一国一城の主、やりがい、モチベーション、報酬というメリットもあるが、
その分、心労や苦労も半端ではない。よほど強いメンタルでないと務まらないだろう。
ましてや現在の経済環境、コロナ禍の中での企業のかじ取りは激務。
そんな中、彼は選ばれし者として「社長」になった。
とにかく身体(健康)第一でやって欲しい。
彼の仕事が落ち着きコロナが治まったら、瀬戸大橋をドライブして
会いに行きたいな~!。美味いうどん食べたい!
またひとつ楽しみが増えたよ。