ブラタモリが八王子に来た。
今、各地の地方自治体が「街おこし」で熱心に誘致するNHK番組は
今回のお題は「八王子はなぜデカい?」
人口57万人。地図で見ても八王子は確かにデカい。
元々の八王子市街地に昭和30年代、周辺の横山村、元八王子村、恩方村
川口村、加住村、由井村、浅川町、由木村が合併して現在の市域となった。
この辺りは小学生の時に郷土学習の時間に学んだ。
大久保石見守から石見土手、製糸業・・・あたりから
周辺町村合併の必然性を説いていた。
少しガッテンした。
家の近所の河原にタモさんが来てロケしていたとは驚いた。
最後の最後まで八王子市との合併に同意せず
昭和39年になって編入された「由木村」について。
編入されなかった理由は、広大な土地が大学用地への可能性を
秘めていたためと説いた。
番組冒頭の八王子駅前のバス待ちをする大学生の行列シーンの
伏線回収をしっかりとおこなっていた。
この点は??? だった。
私が考えるに由木村が八王子市への編入を拒んでいた理由は、
大学誘致ではなく、多摩ニュータウンだろう。
大規模なニュータウン開発による税収、京王相模原線の建設による
八王子市中心部との結びつきの弱い由木村エリアが八王子市に
編入されたのは、何か政治の裏があるように勘ぐってしまう。
以前、出没アド街ック天国で南大沢(由木地区の中心地)が
取り上げられた時に、南大沢出身のラランド サーヤは
「八王子市民って感覚はすごく希薄です」と言っていた。
さもありなんだ。
なんだかんだ、いろいろと考えさせてくれる
ブラタモリはやっぱり面白い。