Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ヒールな横綱

友人の家の大型プラズマテレビで大相撲千秋楽を見た。

相撲を真剣に見ることなんて、何年ぶりだろうか?

横綱朝青龍が優勝決定戦を制して優勝した時は、感動して涙ぐんでしまった。


今場所の盛り上がりは、朝青龍の存在に尽きる。

朝青龍の魅力は、そのヒール(悪役)っぷりだ。

格闘技は、やはりヒール(悪役)とベビーフェイス(善玉)がいないと

盛り上がらない。

朝青龍は、華のあるヒールだから人気がある。

そいうば、最近は、あんまりヒール的存在が少ないね・・・



今日の一冊。


大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清   大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清


明治、大正、昭和(戦前)の金融・財政政策を担い、2.26事件で

暗殺された蔵相”高橋是清”についての本。

これを読むと、明治政府はいかに貧乏だったかが分かる。

それを、軍備拡張、増税、外債発行を繰り返し、綱渡り的に国家財政をやりくりしていた。


現在は、未曾有の金融危機だが、過去の歴史にもひどい時代があったようだ。

その舵取りをしていた明治の元勲たちは、少なくとも国家を背負う気概があった。

今との違いは、その気概の有無では?とも感じてしまう。