幸か不幸かまとった時間が取れるので、
前回読んだのは、大学受験の浪人生時代だった。
主人公の一人秋山真之が、大学予備門に通いながら、自分の将来を悩み、
海軍に入りを決心し、やがて近代日本の礎を築く偉業を成し遂げた。
この真之の姿に、当時の私は猛烈に感動するとともに、
浪人生という自分をダブらせて、自分の将来を思い描いた。
・・・俺も軍人になるか・・・(全く単純である)
「坂の上の雲」は、私にとって、無限の夢が溢れる時代に、
夢を大きく膨らませてくれた、運命的な本であった。
あれから、二十数年・・・
若輩ではあるが、人生の年数だけは重ねてきた、
今回、「坂の上の雲」から、どんな感想・刺激を受けることができるのだろうか?
早速、1巻から読み始めた
・・・・・ これがまた面白い。