オビのコピーにつられて読んだが、大変面白かった。
(オビのコピー)
- 作者:清水 政彦
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: 単行本
零式艦上戦闘機(通称”ゼロ戦”)は、太平洋戦争時の日本海軍主力戦闘機。
通説では、
「エンジンが非力のうえ、空中戦性能を重視するあまり、機体強度と防弾を
疎かにした為、優秀なパイロットを消耗したことが、大戦後期の敗北の原因」
とされているが、
本書を読むと、今までの通説の大部分が覆される。
ゼロ戦の敗因には、
平時と戦時の設計コンセプトの違い、戦況に合わせた臨機応変な改造能力、
国家総力戦に対する兵器思想の違い・・・等、きわめて論理的な理由が存在した。
読後に”負けに不思議の負けなし”という野村監督の言葉を思いだ出した。