Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

英国外交官の見た幕末維新 ミットフォード

書泉グランデで面陳列となっていたので購入。

著者は幕末日本(1866〜1870)に滞在したイギリスの外交官
ミッドフォード(滞在時は公使館書記官)。


英国外交官の見た幕末維新 (講談社学術文庫)

英国外交官の見た幕末維新 (講談社学術文庫)

この時代を外国人の目から見た記述は多く、
日本史で見聞きするのとは違った意味で興味深い。

この時代で有名なのはイギリス人のアーネスト・サトウ
彼は「外交官の見た明治維新」など数々の著書を残す。
本書にもアーネスト・サトウは著者の同僚として登場する。


高校時代、朝日新聞の夕刊にアーネスト・サトウを主人公
とした新聞小説「遠い崖―サトウ日記抄」が連載されていた。
小生は司馬遼太郎小説の影響もあり、毎日欠かさず読んでいた。
そんなある日、家の新聞が読売新聞に変わった。
「なんでや?」(両親に聞く)
「巨人戦のチケットくれるっていうから
 3カ月だけ読売新聞をとることにした」 
「・・・」


連載小説は無残にも読めなくなった。
しかし、それを聞いた友人が毎日
新聞を切り抜いてきてくれた。本当に有り難かった。


本書を読みながら、そんなことを思い出した。


旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))

旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))