今読んでいるこの本は、全米書籍批評家協会賞、
「ニューヨーク・タイムズ」紙 年間ベストブック だそうだ。
- 作者:デクスター フィルキンス
- メディア: 単行本
アメリカは常に戦争している。
べトナム戦争時、アメリカは徴兵制だった。
いまアメリカは、志願兵制だ。
多くの若者が、給与待遇、資格取得、奨学金 等々の手厚い優遇措置の為に、
自ら軍を志願している。
だからなのだろうか、ベトナム戦争時のような反戦という声をあまり聞かない。
この本を読むと、イラクやアフガニスタンの最前線で戦っているのは、
18〜19歳の兵士だし、いくら正義を振りかざしても、
そこは問答無用、情け無用の戦場だというのが分かる。
そこには、決して円満な解決はない。
そして戦争は終わらない。