訳あって読みまくっている出版業界本を数冊・・・。
前に読んだ「本を売る現場で・・・」の出版社版。
相変わらず様々な出版社の言い分が羅列されただけで、
何が起こっているのかの本質は判らない。
唯一、講談社広告局の、雑誌広告とネット広告の今後に対する
考え方が興味深かった。
出版をめぐる冒険―利益を生みだす「仕掛け」と「しくみ」全解剖
副題が”これは出版界のプロジェクトXだ”とある。(ちょっと古い)
いろんな出版社の成功事例がその社の歴史・背景も踏まえて紹介されている。
よく取材しているし、なかなか面白い。ビジネスモデルもよく理解できる。
この両方の本に紹介されている出版社は、ポプラ社とボイジャー(電子出版)だけ。
特にポプラ社の勢いは強く感じる。
両書ともに個々のビジネスモデルを語っているので、時代の大きな潮流は見えてこない。
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 11/18号 [雑誌]
ニューズウイークの特集は「本と雑誌と新聞の未来」
アメリカの事例だが、出版メディアの大きな潮流がわかる。
その未来は、果てしなく厳しい・・・。