とうとう禁断の(?)の2代目快楽亭ブラックの書いた
「立川談志の正体 愛憎相克的落語家師弟論」を読む。
これが面白い。
リアルな家元ってこうなんだろうな・・・ と納得するところ多し。
家元が亡くなった時にブラック師匠と川柳川柳師匠の会話。
川柳師匠「いろんな報道見たけど、あれじゃあ、まるで談志さんがいい人みてえじゃねえか」
・・・ (笑)
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元立川流のブラック師匠が、歯に衣着せぬ毒舌(?)で立川談志の正体を語る。
しかし、文章が毒づけば毒づくほど、行間から立川談志愛が読み取れる。
「サゲの後のつぶやき」 にこうある。
「談志師匠って、富士山みたいな人だったんですね」
なるほど富士山は遠くから見れば美しいが、登ってみたら岩と馬糞だらけでつまらない山だ。
家元も客として見ている分にはいいが、弟子になったが身の因果、アラばかり見えてくる。
でも口惜しいかな、日本一なんだよなあ。
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