Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

北陸新幹線と「ゼロの焦点」

北陸新幹線の開業した3月14日の

朝日新聞天声人語」には、こう記してあった。

推理小説の名作、松本清張の「ゼロの焦点」は、

北陸という土地の「遠さ」を抜きに成り立たない。

「君は都会に育ったから、北陸という暗鬱な

 幻像にあこがれているんだね。(2015.3.14朝日新聞天声人語


ゼロの焦点 (新潮文庫)

ゼロの焦点 (新潮文庫)


仕事の出張で何度か北陸には行った。

飛行機で小松空港富山空港へ、新幹線米原経由・越後湯沢経由で・・・

旅行には車で行った。確かに遠かった。

新潟の友人からは「冬の日本海岸はずっと鉛色の空だ」と聞いていた。

1961年の映画「ゼロの焦点」の映像からは、

北陸の遠さと全編鉛色の空がイメージされる。



かって新幹線が開通する前の 東北(仙台、山形、秋田、青森)新潟も

こんなイメージだったのだろうと想像する。

新幹線はそんなイメージを一変させるだけの力がある。


新幹線の開通は北陸の人々の悲願でもある。

それは志の輔師匠の落語会でもよく聞いている。


祝!北陸新幹線開通
行ってみたいぞ北陸!