Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

いそまかめきち 

町内会の友人と地元(西八王子)で飲む。

年齢が一つしか違わないので、毎回、小中学生時代の

地元話が盛り上がる。

 

今回は「どこの本屋が一番立ち読みできたか   in西八王子

西八王子には3軒の本屋さんがあった。

 ・磯間書店(現在は文房具店のみ)

 ・くまざわ書店西八王子店(現在も営業中)

 ・島村書店(店は閉店。おそらく外商、教科書のみ)

 

島村のスポーツ刈りのオヤジは、立ち読みしてると

  これ買っていけよ」とネチネチ言ってくる。

くまざわには、お婆さんがいつも店番していて、

  立ち読みにいくとすぐに追い出された」

いそまは階段にコミックの棚がついていて、子供はみんな

 階段に腰かけてコミック読んでいた。」

 

「そうそう、オレは”あしたのジョー”全巻をいそまで立ち読みした」

「オレは”野球狂の詩”と”がきデカ”を全部いそまで読んだ」

 

 

二人の意見は一致した。

コミックの在庫量と言い、階段という座る場所もあり、

「いそま」が立ち読みにはベストの本屋さんだった。

 

ただ、いそまには「かめきち」がいたからな・・・

そうだ「かめきち・・いそまかめきち」がいたね~。

 

 

「いそまかめきち」と言う名を聞いたのは

おそらく50年ぶりかもしれない。

いそま書店には、立ち読むを見つけると追い出しにくる、

色の黒いオヤジがいた。通称「かめきち」。

「かめきち」は我々小学生の天敵だった。

 

本名は「磯間亀吉」という説が有力だった。

本名か、あだ名かは定かではないが、小学校では

みな「かめきち」呼び捨てにしていた。

 

懐かしい・・「かめきち」いたな~。

あまりにも懐かしかったので、ネットで調べてみた。

もちろん「かめきち」が出てくるはずがない。

ただ現在の磯間書店の店主を見つけた。

 

驚いた、記憶の中の「かめきち」にそっくりだ。

やっぱり、かめきちは存在したんだ。

間違いなく磯間書店の経営者の一族だと確信した。

たぶん、今の代表の祖父が「かめきち」なんだろうな。