Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

親戚来訪・・・国分寺書店のオババ

 

親戚(叔父、叔母:母の末妹)が久々に来宅した。

要件は、もう一人の叔父叔母(母のすぐ下の妹)の近況について。

叔父の病状がかなり悪く入院したこと。その奥さんである叔母は

認知症が進み、一人での生活が難しく施設に入ったとのこと。

 

想像していたとはいえ、実際に話を聞くとショックは大きい。

叔母は国分寺で書店を営んでいた。

幼少の頃は、このおばさんの書店に行くのが、すごく楽しみだった。

 

なんたって本屋さんのバックヤードを探検できるのだから。

狭く雑多な空間に、本が山積みに溢れている。雑誌の付録があったり、

段ボールを開けたり、スリップがあったり、すべて興味津々だった。

そして帰りに好きな本を1冊、買ってもらった。

母親に国分寺に連れて行ってもらうのが本当に楽しかった。

 

今の私の成分の何割かはこのおばさんの本屋さんで

出来ているのだろう。

後年、椎名誠の「国分寺書店のオババ」が出た時、

てっきり叔母の店のことだと思った(本当は全然違う)

 

 

私が腰痛で苦しんでいる時も叔父叔母さんに

ずいぶんと力になってもらった。

恩返しの意味でも、今自分に何ができるだろうか?

まずは母親を連れて来週会いに行ってくるつもりだ。