悲しい出来事で始まった正月に感動的な話題だった。
「ナイツのチャキチャキ大放送」(TBSラジオ)のコメンテーター
「えのきどいちろう」さんはこのニュースを語りながら感極まり
星稜高校(石川県代表)のサッカー部は、全国高校サッカー選手権を
勝ち進み、次の試合は1月2日の三回戦で競合市立船橋高校となった。
サッカーの応援に行くはずの応援団は、地震の影響で出発中止となった。
「在関東の方で声援を送っていただける方おりましたら、
是非来場いただき、選手たちに声援をお願いします」と呼びかけた。
その呼びかけに多くのサッカーファミリーが応えた。
2回戦で敗退した日大藤沢サッカー部は、部員らが佐藤監督に
「星稜を応援したい」と相談して駆けつけた。星稜のチームカラーの黄色に
似せるよう黄色いポリ袋(横浜市のゴミ袋)をユニホームに見立てて
頭からかぶり、おのおのが袋に星稜、エールを書き込んだ。
佐藤監督も「サッカーファミリーですから」と声をからした。
関東在住の星稜OB、日大藤沢に加えて、2試合目を控えた
岡山学芸館サッカー部員、保護者、千葉県内を本拠とするJリーグの
サポーターらが、星稜カラーの黄色いポリ袋(ゴミ袋)を着用し、
即席の大応援団を結成し、大声援を送った。
対戦相手の市立船橋高校は、野球部と女子バスケットボール部から
計350個のメガホンを調達し、星稜応援団に貸し出した。
残念ながら試合は星稜1-4市船橋と敗れてしまった。
試合後は市船のメンバーが「力を合わせて乗り越えよう」と
メッセージを掲げた。また市船の応援団も星稜イレブンに
「共にがんばろう」とチャントを送った。
感動的な光景だった。
「えのきどいちろう」さんならずとも私も目頭が熱くなる光景だった。
試合後に星稜の監督が選手たちに
「今日応援頂いたことへの感謝を忘れるな。金沢に帰ると辛いことが
沢山あると思う、でも今日の応援を忘れるな」と語った。
ますます、涙が溢れてきた。
がんばれ星稜サッカー部&被災地の人々。
星稜高校 震災で応援団が来れなくても友情応援がこんなにも 即席応援とは思えない震災20時間後の奇跡と言っても過言でない!黄色のごみ袋で対応の日大藤沢応援や対戦相手市立船橋の心こもった応援メッセージも