朝霞在住の友人に誘われた落語会。
今売り出し中の若手落語家4人が見れて、木戸銭がなんと2000円。
喜び勇んで朝霞市に向かった。
鶴瓶の一押しで女性で初めてNHK新人落語大賞を受賞(2021年)した
桂二葉。笑点の若手大喜利に出演している昇太の弟子の春風亭昇也。
NHK「落語ディーパー!」の出演や2022年のNHK新人落語大賞を
満点で受賞した立川吉笑。落語芸術協会の若手ユニット「成金」の
代表的メンバー柳亭小痴楽。これだけのメンバーが一堂に観れるのも
なかなかのものだ。
二葉、昇也は古典で2席。仲入り後に吉笑が新作。
そしてトリの小痴楽がバリバリの粗忽長屋。見事に4者四様。
バラエティに富み大いに笑えた落語会で、コスパ的には最高だった。
昇也と小痴楽は初めて落語を聞いた。
東京アナウンス学院出身の昇也は、喋りが達者。演目も
大ネタ「お見立て」でかなり笑いを取っていた。
小痴楽には驚いた。
バリバリの古典派じゃないか。それにネイティブな江戸言葉を
操る。なかなか簡単にできるもんじゃない。これがDNAなのか・・・
見た目とは違い本寸法な落語を堪能した。
小痴楽の時が、会場が一番沸いていたように感じた。
非常に楽しめた落語会だったが、残念なこともある。
キャパ960人に対してざっと観客は500人強。残念な入りだった。
このメンバーかつ東京近郊の会場であれば、もっと宣伝すれば
満員に出来たのではないかと思う。
このメンバーなら成金つながりでラジオ番組での告知も出来たのではないか?
うーん残念でならない。
落語好きの友人にこのことを話すと
「それは主催者の責任です。主催者はサクラを動員しても満員に
しなければいけないという意識がないと」と話していた。
客の入りを除けば文句のない落語会だったのに。