Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

志の春、とさ春二人会(三山ひろしの春めく落語第3回!)

※三山ひろさんは、座長公演「明治座 阪田三吉物語が縁で

 立川志の春さんに師事して年に一度落語会(二人会)をやっている。

 

 

二人会といっても観客の9割近くは、三山ひろしのご贔屓筋。

志の春さんもそこは、三山ひろしを盛り立てる役回りに徹している。

 

三山さんは、昨年の「厩火事」に続き「短命」を演じる。

落語の腕は、正直なかなかのものだ。なんたって華がある。

紅白出場の演歌歌手だ。声もいいし笑顔がキラキラ・・・

そんなスターが落語やれば、おのずと輝く。

 

 

昨年は落語だけだったが、今年は歌まで披露した。

ただの歌ではない、落語と歌がコラボした落語歌謡「厩火事だ。

落語歌謡ってなんだ・・・?

簡単に言うと演歌風ミュージカル。最も近いのは

三波春夫俵星玄蕃だろうか。

歌がはじまると観客席はサイリウムの海が左右に揺れる。

いやはや、参りました。

 

歌が上手い! 感動すら覚える。

「落語家は座布団一枚あれば、お客さんを感動させられる」

と言われるが、どっこい歌手(ミュージシャン)は

「喉一つで、お客さんを酔わせることが出来るようだ」

 

 

 

二人会自体は1時間半強で終り、短いな…と思っていたら

そこからがヤマ場だった。 グッズ販売・サイン会、握手会・・・

これが目玉だった。

 

CD、タオル、手拭い、Tシャツ、トレーナー、ケン玉、ケン玉解説本

お菓子・・・ありとあらゆる三山グッズが販売されている。

そこに年配のお婆さま達が群がる。「これから買う人は右側に、サイン会の

整理券持ってる人は左側に並んで!」と係員が大声で叫ぶ。

 

志の春さんも真打披露公演の扇子とお祝い文(志の輔三山ひろし

のセットを販売。これも大人気で20人近い行列が続いていた。

 

これが演歌のビジネスモデルか・・・ 逞しいな~

 

 

こうなると私も散財せずにはいられない。

三山ひろし芋けんぴ」を購入した。

 

 

三山ひろしけん玉」は3500円。

教本として幻冬舎のけん玉本も売ってたよ。