Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

釣行 2024-01

渓流釣り、今シーズンの開幕戦(オープン戦)。

Hさん、KYさん、私の三人で神奈川県丹沢方面に日帰り遠征。

朝6時に杉並方南町に集合。

 

 

前の晩に年度末歓送迎会のこの男(前科あり)。

この男が遅刻せず時間通りに来れたことで、

今回の釣りの8割が成功。よかったよかった。

 

この男、何度も「遅れるなよ」と釘をさされたため

睡眠時間1時間で自宅からタクシーで参上。

よく頑張った。しかし車の中では爆睡(笑)。

 

 

最初の沢。釣果は各自1~2匹と渋い。

前日までの雨で水量が多く、好ポイントの堰堤下がサッパリ。

KYさんはマス釣り場から逃げてきたと思われる

ニジマスを釣り上げ、前半戦はこれが竿頭。

 

この沢は釣り客よりも登山客、ハイキング客が圧倒的に多い。

大雨で沢にかかる木製の一本橋が流され、川を渡れずに困っている

登山客夫婦を見つける。‾

見るに見かねた我々三人(ウエダーを履いている)は、川の中に浸かり

流れた一本橋を手で持ち上げ、渡れるように修理してあげた。

登山客は何度も何度も頭を下げ感謝してくれた。

 

一日一善。 いいことした~ 気持ちいい! 

 

「あの夫婦はきっと、昔話に出てくるイワナの妖精だよ。

 感謝のしるしにイワナを釣らしてくれるはずだ」

 と我々は虫の妄想を膨らます。

 

folktalesjpn.com

 

 

午後は別の沢へと場所を移動。

沢の入口で入渓の準備していると、釣り終った男が

川から上がってきた。

 

我々「どうでした、釣れましたか?」

男「イワナ9匹。そのうち一匹は30cmだったよ」

我々「えーすげえ! マジですか。どの辺まで行ったんで?」

男「この少し先で川が二股に分かれている。右の沢は

  今日、私が釣った場所。めったに釣れないがイワナ

  サイズは大きい。

  左の沢は魚影が濃くてよく釣れるが、サイズの小さい

  ヤマメばかり。 さあどっちを選ぶかだな。」 

男の佇まいは誠実そうで、なにより目が嘘をついていない。

内容に信憑性はありそうだ。

時間的に左右両方を釣る時間はない、どちらを選ぶか?運命の分かれ道。

「人生と一緒だな。一発大当たりを狙うか、

 堅実にこつこつやるか。さてどちらに行こうか?」

 

私は「今日は開幕戦、それもフランチャイズ会津ではない

オープン戦なので釣れる感触が楽しめればいいか・・」ぐらいに考えていた。

しかし、あとの二人は迷わず右側を選らんだ。

「人生は博打」なんだな・・・

迷わず行けよ行けばわかるさ。

アントニオ猪木「道」だな。

 

 


迷わず行った先には、巨大な堰堤が幾重にも立ちはだかっていた。

高さざっと20m、堰堤下の深みはもの凄い水しぶきで近寄れない。

仕方なく堰堤から少し離れた深みに竿を出す。

 

 


するとイワナが釣れた。

15cm~17cmの放流モノではない黒いイワナが三匹。

もちろんすべてリリース。

ここはいい釣り場じゃないか!

年券(年間遊漁券=フリーパス)買ってよかった。

 

 

帰り際、大きなカメラと望遠レンズを抱えた男が

山から下りてきた。立ち話をすると「鳥」の写真を

撮りに来ているらしい。その男曰く「ここは4,5月と暖かくなると

ヤマヒルが大発生するから。あらゆるところからヒルが迫ってくるよ、

これが早いんだ。あるゆる隙間からはいってくるから・・・」

 

マジか・・・

ヒルが出るのは谷太郎川だけじゃないのか・・・

出るのは夏以降と聞いていたが、4月から・・・

 

せっかく年券買ったのに、ヒルのお陰で来れないじゃないか。

釣り具屋でヒル防止スプレーを売っていた。

その名もヒル下がりのジョニー」

本当にヒルが寄り付かないのか? 名前のウケはいらないから、