料理レシピ本大賞は、書店員が選ぶ「料理書アワード」で
言わば料理書の「本屋大賞」。書店員有志の事務局を中心に、
出版社、取次の面々によるサポーターが運営している。
私も前職時代に、店売(本屋さんが仕入に使う販売所)の担当を
していたので、エントリー書籍を陳列するという形で少しだけ
協力させてもらったことがある。
今年の大賞は、滝沢カレンさんの「カレンの台所」だった。
受賞インタビューにリモートで応えた「滝沢カレン」さんは、
その眼に涙を浮かべていた。
それを見た出版業界誌の記者(料理レシピ本大賞を立ち上げる
中心で動いていた方)が、Facebookでこう書いていた。
「昨夜大賞受賞に涙する美しい著者の姿を見て心を洗われる思いがした。ありがとう。感謝しかない」「数々の文学賞を取材してきましたが涙した著者をみたのは初めてです。」
こんなに喜んでくれるなんて・・・
苦労して賞を立上げ、運営する側としての冥利に尽きるだろう。、
そして、滝沢カレンさんの料理、自著に対する気持ちの純粋さに
私も心が洗われる思いだ。
いい話を聞いた。