鎌倉殿の13人。ついに比企氏滅亡。
怪優・佐藤二郎演じる「比企能員」の最期にしては
あっけない幕切れだった。
用意周到な北条氏の罠にはまり、二代鎌倉殿「頼家」の
長男「一幡」とともに一族が滅ぼされた。
義時(小栗旬)は完全に覚醒した。
兄・宗時(片岡愛之助)の最期の言葉、
「坂東武者の世を作る。そして、そのてっぺんに北条が立つ」
の実現に少しの迷いも無かった。冷徹なリアリストとして
政敵を抹殺していく。顔つきも完全に変わった。
まさに映画「ゴッドファーザー」第一弾で
マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)が
ゴッドファーザーになった瞬間だった。
今回の放送、第31回「諦めの悪い男」(45分)は、ゴッドファーザー第一弾の
ラスト5分を観ているような疾走感だった。
鎌倉殿の13人で血なまぐさい抗争が吹き荒れる中、
先代の鎌倉殿「頼朝」(大泉洋)は、三島大社祭りで、範頼(迫田孝也)、
呑気に(?)ご機嫌にパレードを行っていた(笑)。
「おおーいずみ、よー でございます。」
「範頼ごめんね。」
「三島の民よ、ありがとう」
ほとんど、
「鎌倉殿の13人」の皮をかぶった「水曜どうでしょう」だった。
沿道の子猫ちゃんたちからは
「洋ちゃ~ん」の黄色い歓声が飛び交う(笑)。
やはり、にょういずみにょうさんは、千両役者だ。
久々に見る、頼朝のフォルム・・・懐かしい。
そしてまた見たい・・・という願望が沸きあがる。
自覚は無かったが、大泉ロスは想像以上に大きかった。
三島大社祭りをアップしている方のタイトルが秀逸だ。
【落馬せず!】鎌倉殿、無事帰還
上手いな~。