神回「テレビ番組の放送回のうち傑出した出来映えの回を
賞賛して述べる言い方」
では神回の反対語は何だろう・・・「地獄回?」
今回の「鎌倉殿の13人」が地獄回と呼ばれているが、決して出来が悪い
という意味ではない、むしろ歴史に残る傑出した出来の回だった。
ただ、物語の内容が、我々視聴者の予想を大きく裏切るような
悲劇の連鎖だったから、あまりの悲惨さに「地獄回」と呼ばれた。
善児Tシャツ
悲劇の鎌倉殿「頼家」の最期は、アサシン(刺客)「善児」だった。
その善児も一瞬「人の情」が頭をよぎっ隙をつかれ深手を負う、
善児にとどめを刺したのは、善児が手塩にかけて育てた愛弟子「トウ」。
善児はトウの親の仇だった。
このめくるめく人間模様は、コウ以外暗殺という結末で締めくくられる
まるで壮大な人間ドラマ「牡丹燈籠」を観ているようだった。
恐るべし三谷脚本。そして善児を演じた梶原善さんの怪演。
まさに「地獄回」だった。
地獄回はまだまだ続きそうだ。
後白河法皇、源仲章・・・一人また一人と粛清され配流されていく。
歴史上の出来事から察するに、年末の最終回に向けては、
一つもハッピーな、痛快な先行きは見通せない。
いや、残るのは
三谷脚本はどうゆう結末で締めくくられるのか?
最後まで目が離せない。
※私の予想では、義時の成し遂げられなかった意志を
息子の泰時が引継ぎ成し遂げる。
争いのない武士の世の実現=形として「御成敗式目」。
と考えるがどうだろうか?