Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

30年目のJリーグ開幕

30周年を迎えるJリーグ開幕戦。

心憎いばかりの演出に感動してしまった。

 

カードは16年ぶりにJ1に復帰した東京ヴェルディ横浜マリノス

30年前の開幕カードと同じで、会場も新装なった国立競技場。

観衆は5万3026人。久々にグリーンのヴェルディカラーが

国立を埋め尽くす。

 

試合前。

ビジョンに映し出されたのは1993年の開幕セレモニー。

川渕チェアマン(当時)がJリーグの開幕を高らかに宣言した。

・・・・

映像がフェイドアウトし、替わりに浮かび上がった映像に

観衆はどよめいた。川渕三郎が登場したのだ。

 

川渕さんは、30年を迎えるJリーグへ言葉を贈った。

それが感動的だった。

 

 

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「みなさん、こんにちは。今、ビデオの開会宣言で述べた、

 大きな夢とは、老若男女、誰でもが、自分の好きなスポーツを楽しめるクラブを

 日本中に作っていこうという夢です。

 その夢をヴェルディは、J2にいながら、16もの競技を運営し、活動してくれている

  Jリーグの模範生です。その東京ヴェルディが.・・・・」

ここで川渕三郎は、目に涙を浮かべ感極まり言葉に詰まった。

そして嗚咽交じりにこう続けた

「・・・・その東京ヴェルディが、16年ぶりに、J1に戻ってきました。」

お帰りなさい、東京ヴェルディ

 

そして最後にこう結んだ。

Jリーグのより一層の発展に向けて、どうかみなさん、力を貸してください

 

川渕三郎なくしてはJリーグは無かったのは間違いない。

それは誰もが認めるところ。

東京オリンピックでは少し伴節を汚した感もあったが、流石である。

日本バスケットボール協会会長でも辣腕を振るい

分裂していたリーグの統一、Bリーグ発足、オリンピック出場枠獲得と

華々しい成果を出している。たいした頑固ジジイである。(尊敬を込めて)

 

 

 

ヴェルディもJリーグ創世記のスーパースター軍団という

チャラいイメージとは別物の、スポーツクラブへと変遷を遂げており、

そのミッションと目指す姿からは、Jリーグの模範生という姿が見えてくる。

 

Jリーグから30年・・・

時代は気が付かぬ間に大きく変わっているね~。

なんたって隣町にJ1クラブが出来たんだし!

応援してるぜ FC町田ゼルビア

 

時代は変わった、でも魂は変わらない・・・

 

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