Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

演劇(芝居)

座談会 70年代のつかこうへい

早稲田大学大隈記念講堂に講演を聞きに行った。 現代演劇シリーズ第39弾 つかこうへいの70年代展関連 演劇講座 座談会 つかこうへいの70年代 講師:風間杜夫(俳優)、平田満(俳優)、根岸季衣(俳優) 司会:扇田昭彦(演劇評論家) 新潟から旧友も上京し…

唐組熱狂集成

4月24日の朝日新聞夕刊に、この本が紹介されていた。 A5判並製 2分冊 価格 12,000円(税別)1988年の劇団状況劇場解散以降の唐十郎の戯曲集。「電子城Ⅱ」(1991年)から「ジャガーの眼2008」(2008年)まで、唐組旗上げ以降の戯曲48作品のうち15作品を収録し…

つかこうへいの70年代展

昨日、土曜出勤の帰り道に早稲田大学演劇博物館に「つかこうへいの70年代展」を見てきた。 早稲田大学坪内逍遥博士記念演劇博物館 展示場所は、3階現代コーナーとあるが、簡単に言うと廊下だった・・・。タイトルどおり1972年から1982年の「蒲田行進曲」での…

閏年 閏日 大雪 つかこうへい

2月29日。閏年、閏日の東京は大雪だった。午前中いっぱい雪が降っていたが、午後には上がった。会社のある新宿区では積雪2cmだったが、八王子では積雪12cm!さすがに田舎(!)。明日の朝が思いやられる・・・。 そんな中、姪が第一志望の都立高校に合格す…

熱海五郎一座  落語日本花吹雪

家に帰ったらダイレクトメールが届いていた。熱海五郎一座 「落語日本花吹雪 〜出囃子は殺しのブルース〜」 6月15日〜7月1日 サンシャイン劇場 熱海五郎とは三宅裕司のこと。(伊東四朗さんに対して。伊東→熱海、四朗→五郎。ちなみに湯河原三太郎とは東MAXの…

柳ジョージと斎藤憐

我々が芝居をやっていたのは1980年代。ここのところ当時活躍していた方々の訃報が続く。柳ジョージは、つかこうへい事務所「蒲田行進曲」でBGMとしてつかわれた「青い瞳のステラ、1962年夏」 の印象が強烈だった。 たしか銀ちゃんと小夏がアパートで語り合う…

第三舞台 11月解散

今日の朝日新聞夕刊に記事が載っていた。 劇作・演出家の鴻上尚史が率いる劇団「第三舞台」が解散を発表した。1980年〜90年代の「小劇場ブーム」の象徴の一つだった劇団が、創立30年で姿を消す。 私家版 第三舞台 正直な感想は 「第三舞台、まだ、やってたん…

ゲゲゲのゲ 逢魔が時に揺れるブランコ

渡辺えり主催オフィス3○○が”座・高円寺”で「ゲゲゲのげ」を再演している。「ゲゲゲのげ」は1982年に劇団3○○で初演。1983年の岸田國士戯曲賞を受賞作品。(同時受賞は、野田秀樹「野獣降臨」、山元清多「比野置(ピノッキオ)ジャンバラヤ」 私が見たのは19…

ポスターハリス・カンパニー

ポスターハリス・カンパニーは、日本でただひとつののポスター貼り企業。演劇や映画のポスターを繁華街の居酒屋やバーの壁に貼っていくのが仕事だ。 この会社が書籍になった。”起業家奮闘記”という内容で、書店でも”起業”のジャンルにある。 ポスターを貼っ…

東京乾電池35周年

柄本明(えもっちゃん)が座長を務める「劇団東京乾電池」が創立35周年を迎える。下北沢に新設した「アトリエ乾電池」で記念の公演を行う。 演目は 「寿歌(ほぎ・うた)」北村想 へー! 寿歌か・・・・・!これは観に行かなければ。 早速、5月1日のチケット…

つかこうへい 日本の芝居を変えた男

録画してあったヒューマンドキュメンタリー「つかこうへい 日本の芝居を変えた男」(NHK 12月24日放送)を見た。 見た感想は、「???・・・」「そこにフォーカス当てんの?」「それだけで終わり?」途中で見るのが辛くなってきた。 つかこうへいによるつか…

いつも心につかこうへいを

つかこうへいさんが亡くなって約2か月。ニュースとしての扱いは大きかったが、テレビや出版での追悼特集や、書店でのフェアがないな〜 と思っていたら、やっと出ました。 悲劇喜劇 2010年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/09/07メディ…

つかこうへい 追悼映画特集

銀座の東劇で”つかこうへい追悼 映画特集”が行われる。8/29〜9/17まで上映されるのは、つかこうへい原作・脚本の4作品。 蒲田行進曲 [DVD] 1982年 風間杜夫、平田満、松坂慶子熱海殺人事件 [DVD] 1986年 仲代達矢、志穂美悦子、風間杜夫 幕末純情伝 特別版 […

”つかさんのこと” 最終回

”つかさん”の芝居が、1982年の劇団解散前と1989年の再結成後で、大きく変わってしまったのはなぜだろうか? という私の長年の謎に、扇田昭彦(演劇評論家)が”つかさん”への追悼文で答えてくれた。以下、「切ない内出血の喜劇 つかこうへい氏を悼む」(扇田…

切ない内出血の喜劇

今日の朝日新聞に扇田昭彦(演劇評論家)が”つかこうへい氏を悼む「切ない内出血の喜劇」”を寄稿していた。これを読んだら、私が長年抱いていた”つかこうへい”への疑問を解くヒントを見出せた。 7/24 朝日新聞 文化面 つかさんは小説版「蒲田行進曲」で直木…

上海バンスキング BSで放送

知らぬ間にオンシアター自由劇場の「上海バンスキング」が16年振りに再演されていたかと思っていたら、今度はその模様がBSで放送されるらしい。 上海バンスキング/吉田日出子名選集 6月5日(土)BSハイビジョン 20:45〜26:45 自由劇場は好きだったな〜。六本…

本と本屋がなくなる日

本日発売の週刊現代の表紙に「本と本屋がなくなる日」の言葉が踊っていた。 内容は当然のごとく、電子書籍、キンドル、iPadのこと。この件は、待望論から悲観論まで、浮足立った議論ばかりされており、全く地に足がついていない気がする。 私は、間違い…

御名残三月大歌舞伎

歌舞伎座が建て替えられるのに伴い 4月末まで「御名残大歌舞伎」(いわゆるサヨナラ公演)がおこなわれている。 こんな時でもないと、歌舞伎を見る機会はないので、 頑張ってチケットを取り観に行ってきた。 観たのは「御名残三月大歌舞伎」昼の部(11:00〜…

アリス 冬の稲妻

TBS”うたばん”にアリスが3人揃って出演していた。こんどライブツアーをやるので、そのプロモーション。 「冬の稲妻」「チャンピオン」「遠くで汽笛を聞きながら」・・・アリスの定番ソングだ。 我々の世代は、ギターを始める登竜門がアリスだった。まず「…

横浜にぎわい座

毎週月曜日の日刊スポーツに高田文夫の連載「笑芸日記」がある。今日の誌面は、やはり玉置宏さんの訃報だった。 玉置さんは歌謡番組の司会で有名だが、芸能通、特に落語通で有名だった。高田文夫先生は、ロッテ歌のアルバムの若手放送作家の時から、お世話に…

つかさんが・・・

友人からのメールでびっくり!「夕刊フジ見た?」「つかこうへい肺がん」・・・ 東京スポーツではないだけに信憑性がある。 案の定、つかさんは肺がんを患っていることを告白した。病院で治療を受けているらしい。ちょうど2月3日から新橋演舞場での「飛龍伝2…

えれがんす

今日のラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に八嶋智人がゲスト出演していた。目的は、シス・カンパニー公演「えれがんす」の番宣。 http://www.siscompany.com/03produce/26elegance/gai.htm 作・演出は大学の同窓生「千葉雅子」。キャストは、渡辺…

つか版忠臣蔵

今日は12月14日。赤穂浪士討ち入りです。忠臣蔵です。 しかし忠臣蔵の劇的プロットってのは凄いね。すべてが討ち入りの本所吉良上野介邸の炭小屋に向かって連なって行く。そして吉良の首級を掲げ早朝の江戸市中を行進する四十七士のシーン。 仮名手本忠臣蔵…

劇団四季 コーラスライン

先週の土曜日に劇団四季「コーラスライン」を観た。観るのは約8年振りぐらいだろうか・・・ コーラスラインは私が衝撃を受けた好きな芝居ベスト3の中の一つだ。(あとは、「オペラ座の怪人」「蒲田行進曲」)この芝居を見るときは、いつも人生の大きな転機…

唐組  盲導犬

昨日、唐組公演「盲導犬」(作・演出 唐十郎)を観に行った。場所は、三鷹ジブリの森美術館横テント。 唐さんの芝居、を見るのは久しぶりだ。まして、「盲導犬」は1997年に新宿梁山泊の公演で観て以来だ。 久々のテント芝居はワクワクした。やっぱりあの雰囲…

僕と演劇と夢の遊眠社

劇団「夢の遊眠社」で制作を担当していた高萩宏さんの著書が出た。早速、購入し読了した。 野田秀樹率いる劇団「夢の遊眠社」は、私が青春時代(芝居をやってた頃)に最も思い入れのある劇団の一つだった。 僕と演劇と夢の遊眠社作者: 高萩宏出版社/メーカー…

パルコ・プロデュース「斎藤幸子」

「斎藤幸子」(作:鈴木聡、演出:河原雅彦) ルテアトル銀座 を観た。主演が斉藤由貴、他にきたろう、柳家喬太郎、ほか小劇場の俳優達が顔を揃える。 この作品は、2001年に劇団ラッパ屋で上演された作品の再演。出演している千葉雅子さんは、国学院大学の同…

初級革命講座  飛龍伝

書店の店頭で非常にインパクトのある表紙(写真)を見つけた。 1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景 学生集会で、髪の長い女子大生が、ヘルメットをかぶり、あご紐を締める姿。女子大生のたたずまいとヘルメットのアンマッチが醸し出す非日常性・・・。 この…

花園神社 紅テント(唐組)

所用で新宿に行ったついでに、花園神社に寄ってみた。唐組が明日からの公演にそなえて、紅テントで舞台の仕込を行っていた。 赤テント(花園神社境内) 芝居時代には、毎回観に行っていた憧れの”紅テント”(当時は状況劇場)。やはり、血沸き肉踊ります。残念…

岸田國士戯曲賞

得意先の出版社さんから、「今日岸田國士戯曲賞の授賞式(3/30)にいかないか?」と誘われた。うーん行きたい! 今年の受賞作は、 まほろば(蓬莱竜太)と、「幸せ最高ありがとうマジで!」(本谷有希子) の2作。残念ながら、両方ともよく知らない。 岸田國…