Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

落語・講談・演芸

ガッテンできる毎日を! ガッテン!

27年間続いた「ためしてガッテン!」が最終回。 視聴率の悪くない長寿番組の終了は、いろいろと憶測が飛び交う。 そんな中での最終回。志の輔師匠が何を語るのか・・・ 否が応でも注目が集まった。 結論から言うと 普段の放送と全く変わらない最終回だった。…

五たび「大河への道」(志の輔らくご)

「大事なことだからもう一度言います。」と言うがごとく 「大事な芝居だからもう一度観に行った。」 今回2度目の志の輔PARCO。もちろんお目当ては「大河への道」。 「大河への道」を観るのは5回目となる。 この作品は「中村仲蔵」とならび私の落語ベスト演…

志の輔らくご 40TH ANNIVERSARY in PARCO

i2年振りの「志の輔らくご」PARCO開催。 この状況なので観れただけでも幸せだ。 やはり例年とは、かなり雰囲気が違う。 ロビーの正月飾りはなく、物販も最小限。 観客の笑いや拍手も遠慮がち・・静かなPARCO公演だった。 しかし志の輔さんの熱演は変わらない…

桂宮治初登場!

御嶽海が横綱・照ノ富士を敗って二回目の優勝。 巴戦が無くなったおかげで、心置きなくチャンネルを日本テレビに。 そう今日の笑点は、桂宮治の大喜利デビュー。 桂宮治(45歳)。 前々からその実力は折り紙付きだった。 落語芸術協会では会長の「春風亭昇太…

笑点論2022

1/15の深夜。津波警報を見ながら「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)を聴く。 「笑点について語ろうじゃありませんか」とプチ鹿島さんが口火を切った。 「笑点論2022」・・・これは楽しみだ! もちろんまずは、林家三平の降板報道について 「1度も座布団10枚…

人生のBGMはラジオがちょうどいい

すごく心地のいいエッセイだった 著者は落語家の春風亭一之輔。 「今もっともチケットの取れない落語家」が一体何人いるのか 知らないが・・間違いなくそのグループに属する落語家だ。 一之輔がこんなにラジオ好きだとは知らなかった。 幼少期から現在まで。…

第四回 オール日芸寄席 おっと天下の日大事

日大芸術学部落研および学部出身者(中退含む)による 「オール日大寄席 おっと天下の日大事」も4回目を数える。 前回は配信で観たが、今回は「よみうりホール」でLIVE鑑賞。 日大、田中理事長の書類送検、前日に爆笑問題太田光の 裏口入学二審判決とこれ以…

三宅裕司70歳記念落語会

明治大学落語研究会には大名跡がある 「紫紺亭 志い朝」(しこんてい しいちょう) 落研代々の実力者がこの名跡を引き継いでいく。 この名跡が三代にわたり奇跡ともいえる人材を輩出した。 ・四代目 紫紺亭 志い朝 (三宅裕司) ・五代目 紫紺亭 志い朝 (立…

中村仲蔵 出世階段(忠臣蔵狂詩曲 No.5)後編

いやぁ~ 後編も最高だった。 このドラマの勝因は、1にキャスティング。 2に舞台美術。3,4がなくて、5に演出・・・と私は見た。 ホンモノの歌舞伎役者(勘九郎、七之助、松也)が演じる 動きは美しさ、そして他佇まい、見栄・・・普段のドラマとは別次元…

志の輔らくご 渋谷の正月に復活

今日のブログは、Netflixで全世界独占配信が始まった 「浅草キッド」を書くしかない・・・と準備していたが、 朝日新聞の夕刊に「志の輔らくご 渋谷の正月に復活」が大きく 載っていたのでこちらを取ってしまった。 今週は落語ネタが続いたが、私の落語観の …

週刊ポスト「昭和も令和もやっぱし落語」

かなり久しぶりに紙の週刊ポストを買う。 (普段はdマガジンでサブスク購読している) 目的は、高田文夫先生渾身の特集 「昭和も令和もやっぱし落語」 巻頭と巻末にカラー8頁ずつ合計16頁の大特集。 高田先生渾身の特殊だけあって筆が走っている。 名人は10…

三遊亭円丈さんのVサイン

今日のラジオビバリー昼ズのゲストは三遊亭白鳥さん。 前々から出演は決定していたのだが、タイミングがいいのか悪いのか ちょうど師匠「三遊亭円丈」の訃報にあたってしまった。 まあ白鳥さんだから、悲しさは微塵もなかったが・・・(笑) その分、高田先…

談志没後10年 ザッツ・ア・プレンティ

立川談志没後10年目の命日。 注目の番組がいくつか放送された。 ・ザ・ノンフィクション(フジテレビ) 「切なくていじらしくてメチャクチャなパパ~家族が映した最期の談志~」 撮影:立川談志、松岡慎太郎(談志の長男)。語り:満島ひかり ・立川談志没後…

昇太さんとブルースカイさんSP

ビックバンドジャズと落語(春風亭昇太)と小泉今日子 ”IT's 昭和TIME"と銘打った不思議なライブ。 「スインギー奥田とザ・ブルースカイオーケストラ」のビッグバンド をメインに昇太師匠の落語、キョンキョンの歌で昭和を楽しむという ライブ・・・というよ…

「高瀬舟」と読書感想文

志の輔師匠「高瀬舟」の続き。 町田独演会の二席目が始まった。 すぐに「高瀬舟」というキーワードが出てくる。 最初はマクラかと思っていた、しかし聞いているうちに 主人公の名前が出てきた・・・もしやこれは・・・ 途中で確信した。「これは森鴎外の高瀬…

立川志の輔独演会 町田市民ホール

町田での志の輔独演会は20年続いている。 東京近郊のせいかチケットは毎年即完売だ。 今年は当初、客席の半分使用でチケットを販売し即完売となったが、 緊急事態宣言があけた為、急遽、残り半分のチケットが発売された。 友人からその情報を聞いた私は、す…

ナイツ独演会 「キャホー」と言いながら亭主が帰ってきた

ナイツ独演会を見るのも今年で三年連続三回目。 今回は念願だった国立演芸場のチケットが取れた。 そうしたアドバンテージを抜きにしても 今年の独演会はかなり面白かった。 例年通り、ナイツ独演会のレギュラー「中津川弦」さんの 前説から独演会は始まる。…

「女遊」柳家小三治

夕方に柳家小三治師匠の訃報が流れた。 言わずと知れた人間国宝、前落語協会会長・・・ 落語界の巨星落つ。 小三治師匠の落語を生で聞いたのは一度だけ。 過去のブログを検索すると、今から10年前。 2015年 新宿末広亭 6月下席。演目は 「馬の田楽」(上方落…

やはりPARCOは「大河への道」

やはり正月のPARCOは「大河への道」だった。 昨年観れなかっただけに、私の喜びもMAXだ。 あとはコロナ禍がおさまってくれることを心から願う。 ・・・そうだ肝心な事を忘れていた。 チケットが取れますように! 「ただ、地球の大きさが知りたかったから」 …

やっぱり鬼門だったオレスタイル・・・

今このブログを書けているので、落ち着いた状態なのだが・・ 昇太師匠の独演会「オレスタイル」を見た時に限って、 いろいろな事が起きている。それもあまり良くないことが。 2014年は、見ている間に母親が緊急入院していた。 2016年は見れたが、2017年は私…

春風亭昇太独演会「オレスタイル」

恒例の春風亭昇太独演会「オレスタイル」。 今回も下北沢本多劇場。コロな対策で客席はは50%入場。 下手後方の座席から見ると、スカスカの客席が寂しい。 演者、スタッフもコロナ対策で最小限に抑えるべく すべて昇太師匠がやってくれた。これはこれで嬉しい…

タイタンシネマライブ 神田伯山「鉄誠道人」

神田伯山は天才かもしれない・・ 「かもしれない」という疑問形を払しょくするような 凄まじい熱演だった。間違いなく神田伯山は天才だ。 それをリアルタイムで見れる幸せよ。 今回のタイタンシネマライブ※のゲストは神田伯山。 ライブには11人の芸人が出演…

六代目神田伯山 襲名・真打披露公演(神奈川県民ホール)

先週(8/15)のことになるが、横浜神奈川県民ホールでの 神田伯山襲名披露公演に行ってきた。伯山を聞くのは松之丞時代を 含めて三度目。ついに本気の神田伯山を体験してしまった。 演目「東玉と伯圓」・・・久々に背筋が震えた。 披露口上に並んだ「6代目桂…

高田文夫の「おもひでコロコロ~バウバウ昼ズ編~」

私が勝手に師と仰ぐ「高田文夫先生」が 齢73歳でSNS(ブログ)をはじめた。 タイトルは「おもひでコロコロ~バウバウ昼ズ編~」 別名「73歳 真夏の大冒険」(笑)。 軽妙洒脱、ノリとリズムが良く、頓智が効いて、オチもしっかり。 「こんな文章を私も書いて…

圓朝忌 (柳家喬太郎「怪談牡丹灯籠」)

8月11日は、落語中興の祖「三遊亭圓朝」の命日である 「圓朝忌」(1900年 明治33年没)。 圓朝の歴代名人の中でも別格だ。功績は語りだすときりがない。 話芸の妙にとどまらす、旺盛な創作力から現代に続く芝居噺、人情噺、 怪談噺の代表作を作り出し、海外…

2年振りの「牡丹灯籠」(志の輔らくご)

2年振りの 志の輔らくご「牡丹灯籠」 やはり傑作だ! 毎年夏に本多劇場で聞いてた演目が、昨年はコロナ禍で中止となった。 その2年分の想いが 、聞く我々にも籠っていたはずだ。 いつになく充実できた2時間50分の「牡丹灯籠」だった。 今回は仕事帰りではな…

立川志の輔独演会 練馬文化センター

今日は 仕事と終わりで志の輔さんの独演会に。 練馬文化センター大ホール、キャパ1400人。 客席は間隔を空けずに満席・・いつ以来だろう。 両サイドの空席に慣れてしまったいるので、久々の満席は 正直窮屈だ(笑)。 志の輔師匠も久々の満席の光景に、マク…

創作落語「いし」柳家喬太郎

今日はコロナワクチン接種2回目の申し込み開始日。 朝9:00からパソコン、携帯、固定、タブレットを駆使して 結局、今(19:00)になっても繋がらない=予約できない。 疲れた・・・本当に疲れた。ヘトヘトだ。 休日が丸一日潰れてしまった。この後どうすれ…

神田伯山先生 初体験

ついに「日本一チケットの取れない講談師」神田伯山先生を 体感することができた。(落語は師匠、講談は先生と呼ぶ) TBSラジオ「問わず語りの松之丞」を番組開始(2017年)から 聴いていた身にとっては、ついに・・・と感慨深いものがある。 が・・が・・・…

三遊亭王楽 芸歴20周年記念独演会

三遊亭王楽さんの20周年記念独演会に行ってきた。王楽さんは 好楽さん(笑点のピンク色)の長男で、先代の三遊亭圓楽の最後の弟子。 20周年記念独演会は、池袋の東京芸術劇場シアターウエストで7日間連続で 開催される。日替わりでゲストが登場するが、その…